活動報告:CREST公開シンポジウム2019 第2回が開催されました
2011年に開始されたCREST「海洋生物多様性」研究領域(研究総括 小池勲夫/東京大学名誉教授)が最終年度を迎えました。その集大成として2月21日(木)に笹川平和財団ビル国際会議場(東京都港区)に於いて公開シンポジウム2019 第2回「先端技術で探るサケの回遊行動と生態」が開催されました。
[先端技術で探るサケの回遊行動と生態]
世話人:永田 俊(東京大学)
プログラム
10:00~10:05 来賓挨拶
福井 俊英 文部科学省研究開発局海洋地球課長
10:05~10:15 CRESTによる海洋生態系調査技術の開発
小池 勲夫 研究総括/東京大学名誉教授
【第一部】新技術の開発状況 座長:永田 俊(東京大学)
10:15~10:45 炭素14で探る魚類の回遊履歴
永田 俊 東京大学大気海洋研究所 教授
10:45~11:15 多元素トレーサー技術を用いた行動履歴解析
陀安 一郎 総合地球環境学研究所研究基盤国際センター 教授
11:15~11:45 次世代ロガーを用いた魚類の行動解析
宮下 和士 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 教授
11:45~12:15 環境DNAで探るサケの行動と食生態
兵藤 晋 東京大学大気海洋研究所 教授
【第二部】三陸沿岸のサケを中心とした適用例 座長:木暮 一啓(東京大学)
12:15~12:45 同位体を用いた天然魚と放流魚の判別
川上 達也 東京大学大気海洋研究所 特任研究員
13:45~14:15 環境DNAで探る稚魚の湾内での生態
峰岸 有紀 東京大学大気海洋研究所 助教
14:15~14:45 次世代ロガーが明らかにした親魚の母川回帰行動
北川 貴士 東京大学大気海洋研究所 准教授
14:45~15:15 親魚の脊椎骨に刻み込まれた大回遊の履歴
松林 順 海洋研究開発機構生物地球化学分野 JSPS特別研究員
15:30~16:30 総合討論 座長:木暮 一啓 (東京大学)
コメンテーター:古川 恵太 笹川平和財団海洋政策研究所 主任研究員
中田 薫 水産研究・教育機構 理事