学会発表:2015 AGU Fall Meeting (サンフランシスコ)でポスター発表

2015年12月14日~18日に開催されたAGU Fall Meeting で、放射性炭素同位体比を用いた海藻(ワカメ)の生態学的解析へのアプローチについて、研究成果を発表しました。三陸沿岸のワカメは、成長の途中で津軽暖流から親潮への海流の移り変わりを経験します。ワカメの藻体内の放射性炭素同位体比(∆14C)を調べると、古い側葉は∆14Cが高く、親潮流入後に形成された若い側葉は∆14Cが低いという分布パターンが現れました。本発表では、この結果をもとに、ワカメの∆14Cはどのような海水環境のもとで成長したかという情報を示すことを報告しました。

この発表を通じて、今後の研究の展開について参考になる意見をいただくことができたとともに、英語で自在に意見を伝えることの重要性を強く認識できたという点で、国際学会への参加は良い刺激になりました。

(D1 佐藤)

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発表したポスター

Satoh N, Fukuda H, Miyairi Y, Yokoyama Y, Nagata T (2015) Blade-order-dependent radiocarbon variability in brown seaweed (Undaria pinnatifida) reflected a cold Oyashio water intrusion event in an embayment of the Sanriku coast, northeastern Japan. AGU Fall meeting, San Francisco USA, 14-18 December 2015. (Poster)

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野生のラッコに出会うこともできました

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